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特定秘密保護法に反対するため、弁護士や市民が「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」を結成しました。各地のイベント、最新ニュースも載せます。集団的自衛権にも反対です。https://www.facebook.com/nohimityu


by beshi50
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社説:秘密保全法案 情報の国家統制許すな

中日新聞⇒http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012032102000016.html
東京新聞⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012032102000068.html

秘密保全法案 情報の国家統制許すな 
    2012年3月21日

 政府が検討してきた秘密保全法案の本質は、情報の国家統制である。国民の「知る権利」と衝突する恐れが極めて強い。法制定には問題点が多すぎる。

 福島第一原発の事故では、政府が多くの情報を隠蔽(いんぺい)してきた。放射能の拡散予測システム(SPEEDI)の情報は、長く国民に知らされなかった。原発が炉心溶融(メルトダウン)していたことを正式に認めたのも、事故から一カ月もたってからのことだった。

◆原発情報は秘密なのか
 原発がテロ組織のターゲットになるという論法を用いると、原発情報は「特別秘密」として扱われ、政府による合法的な情報隠しが可能になるかもしれない。

 そんな懸念を喚起させるのが、秘密保全法案である。政府が作成作業を進めてきたが、今国会提出は見送り方針と報じられた。同法案は「国の安全」「外交」「公共の安全および秩序の維持」の三分野が対象である。原発情報はどの分野にも当てはまりそうだ。

 この法案のいちばんの問題は、特別秘密と指定される行政機関の重要な秘密とは何かが、不明確である点だ。

 政府の有識者会議では「別表で具体的に列挙する」としているものの、具体的に記すほど、機密事項の在りかが明らかになる矛盾をはらむ。逆に抽象的かつ網羅的な内容になるのではなかろうか。実際に自衛隊法で定める防衛秘密は「一、自衛隊の運用または見積もり、もしくは計画、もしくは研究」などと、極めて曖昧な列挙方法を採用している。

 何が特別秘密に該当するのか、この核心部分が曖昧では、政府や行政機関が多くの情報を秘密の対象とする恐れがある。

 形式的な秘密ではなく、実質的な秘密を要件としているが、そもそも特別秘密を指定するのが、行政機関であるから、恣意(しい)が入り込む余地は十分にある。

◆議事録は作成されず
 要するに都合の悪い情報に「特別秘密」というワッペンを貼れば、国民が情報公開などを求めても封じ込められることになるわけだ。「知る権利」への脅威となるのは間違いない。

 対象が公務員だけでなく、事業委託を受けた独立行政法人や民間事業者、大学までも適用対象となる。これだけ広範囲に投網をかける法案が、曖昧な規定であっては、重要情報はすべて国家統制下に置かれるのと同然ではないだろうか。強い懸念を持つ。

 しかも、有識者会議の議事録が作成されていなかったことが発覚した。法令の制定過程の文書化を義務づけた公文書管理法の趣旨に反するのは明らかだ。

 特別秘密を故意に漏えいすると、懲役十年以下の厳罰を科す可能性がある。そもそも、罰則規定の伴う法律は、行政の恣意が働かないよう、あらかじめ何が違反行為になるのか明示されていなければならない。特別秘密の規定が不明確であっては、法の基本原理からも逸脱する。

 国会内に秘密保全に関する委員会を設ける案も浮上している。ここでは特別秘密の事案を審査するとみられる。しかも、国会議員に守秘義務が課せられ、漏えいした場合は罰則も伴うという。

 同委員会の議員は、そのテーマについて国会で追及できない。議員の自由な言論活動の制約になろう。憲法は国会議員の演説や討議について、国会外で責任は問われないと定めており、憲法上も問題があるのではないだろうか。

 日本新聞協会などは、この法案に対し、「反対」の意見書を出している。行政機関の情報隠しや情報漏えいの罰則強化により、情報公開の姿勢を過度に萎縮させてしまうからだ。

 取材活動も制限を受けることになろう。秘密を探る手段について、「特定取得行為」と名付け、そそのかしを意味する「教唆」や「扇動」「共謀」として処罰の対象とするからである。

 「社会通念上是認できない手段」という極めて漠然とした表現で処罰するのは、いくらでも拡大解釈を許す可能性がある。ジャーナリズムの手足を縛れば、ますます情報統制は進むばかりだ。

 秘密保全法案の発端は一昨年、尖閣諸島沖で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事件である。海上保安官が衝突映像をインターネット上で流したことで、法案化が動きだした。こうした事案を秘匿しようという狙いが透けて見える法案なのだ。

◆情報公開こそ進めよ
 原発事故の失政さえ、きちんと検証されず、議事録も作られていない。「国民の生命・財産を守る」を口実にして、情報を閉ざす姿勢に対し、国民の不信感は高まるのだ。政府の進むべき方向は、情報統制ではなく、情報公開なのだと強調したい。


中日新聞紙面
社説:秘密保全法案 情報の国家統制許すな_c0241022_234956100.jpg

# by beshi50 | 2012-03-21 23:47 | 報道 | Trackback | Comments(0)
「秘密保全法案 見送り」 これからが正念場

 今国会上程は見送りとのニュース。
 とりあえず「緒戦の勝利」ということでしょうか?
 しかし「優先順位が低い」「次期国会への提出を目指す」としている通り、「今はタイミングが悪い(=近々、次の機会を狙う)」という意味での「見送り」にすぎません。

 「1985年の時も法案を一旦、廃案に追い込んだ後も1987年まで執拗に再度の提出を狙っていたという経緯があります。
 慎重にさせる方向に世論が高まって来つつあることに確信を持ちながら、警戒しつつ反対運動を強めていきましょう。」

 過去の経験が語ります---「これからが正念場だ」
 秘密保全法に反対する愛知の会(準備会)は、ますます本腰を入れて運動を展開していきます。


★ 中日新聞 2012年3月20日 朝刊
  「秘密保全法案 見送り」 これからが正念場_c0241022_18492117.jpg


東京新聞 2012年3月20日 朝刊
 秘密保全法案 見送り
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012032002000043.html

★ 毎日新聞 2012年3月19日 21時10分

秘密保全法案:提出見送りへ 「慎重さが必要」官房長官
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120320k0000m010051000c.html

 政府・民主党は19日、行政機関が保有する重要な秘密を漏らした公務員らへの罰則強化を柱とする秘密保全法案について、今国会提出を見送る方針を固めた。藤村修官房長官は19日の記者会見で「国民の知る権利や取材の自由などさまざまな意見を十分に踏まえ、慎重にやることも必要だ」と表明。今国会への法案提出について「今はっきり決めているわけではない」との認識を示した。

 政府は有識者会議が昨夏まとめた報告書をもとに法案化の作業を進めており、今通常国会に法案を提出する方針を決めていた。報告書は国が指定した「特別秘密」を漏らした公務員や閣僚らに、最高5年か10年の懲役を科すよう提言。民主党のワーキングチームは国会に秘密の妥当性を審査する委員会を設け、委員の国会議員に守秘義務を課すことも検討している。

 しかし、「国民の知る権利や取材・報道の自由を阻害しかねない」として、日本新聞協会などの団体が法案への反対を表明。民主党内にも慎重論があり、同党幹部は19日、「(国会に提出されても)当分は難しい」と述べ、同法案の審議は優先順位が低いとの見通しを示した。

 また、政府の有識者会議が詳細な議事録を作成せず、発言のメモも破棄されることも発覚し、「検討過程が不透明」と批判が上がっていた。政府・与党はすでに消費増税法案などの懸案を抱え、賛否が分かれる秘密保全法案の提出について慎重姿勢に傾いている。
【中島和哉】


★ 共同通信 2012/03/19 19:57

秘密保全法案、今国会提出見送り 政府、知る権利に懸念  
http://www.47news.jp/news/2012/03/post_20120319195902.html

 政府は19日、外交や防衛、治安に関する重要情報を漏らした公務員らに厳罰を科す「秘密保全法案」の今国会提出を見送る方針を固めた。国民の知る権利を制限しかねないとの懸念が根強く、民主党内にも異論がある中で提出に踏み切れば、今月中の国会提出を目指す消費税増税関連法案にも影響が出ることは避けられないと判断した。

 秘密保全法案提出に向けた政府の準備作業では、行政機関が保有する秘密情報のうち「国の存立に重要なもの」を指定する「特別秘密」の具体的な内容などをめぐり検討が続いている。民主党の議論も見極めた上で、慎重に法案化を進め、次期臨時国会への提出を目指す。
# by beshi50 | 2012-03-20 16:15 | 報道 | Trackback | Comments(0)
3月19日 街頭宣伝活動を行いました

3月19日 街頭宣伝活動を行いました_c0241022_175883.jpg
 19日、名古屋・栄 バスターミナル前(噴水南)で、約1時間、街頭宣伝活動を行いました。
15名参加、400枚のチラシ配布。

 秘密保全法に反対する愛知の会(準備会)の街頭宣伝活動としては、はじめての快晴でした。

3月19日 街頭宣伝活動を行いました_c0241022_182277.jpg

 降り注ぐ陽光の下、 何となくですが、「秘密保全法」のことが巷に少しは入ったような気がしないでもない・・・・。きょうの天気のように明るい兆しであると良いな。

 4月2日(月)「秘密保全法に反対する愛知の会」結成総会には、是非ご参加下さい。
(4月2日 正午~ 同じ場所で街頭宣伝活動を行います)


4月2日以降の当会の予定:

 ・ 5月13日(日) 13:30~ 秘密保全法学習会(YWCA) 
       講師:中谷弁護士
 
 ・ 街頭宣伝活動(5月)
    5月14日(月)、5月28日(月) 
    いずれも正午~ 名古屋・栄 バスターミナル(噴水南)

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  配布したチラシのPDFファイルのリンク、マンガのJPGファイルは、
http://nohimityu.exblog.jp/17605440/   に。

 4月2日の「秘密保全法に反対する愛知の会」結成総会チラシ(PDFファイルへのリンクは上のURLから)
3月19日 街頭宣伝活動を行いました_c0241022_194374.jpg

# by beshi50 | 2012-03-19 23:53 | お知らせ・報告など | Trackback | Comments(2)
会議議事録が作成されていないことについての日弁連会長声明

日本弁護士連合会  会長声明
   2012年(平成24年)3月14日

「秘密保全法制」の検討にあたって会議議事録が作成されていないことについての会長声明  
 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120314.html
# by beshi50 | 2012-03-18 16:35 | 他団体のお知らせ・資料 | Trackback | Comments(0)
秘密保全法の法制化断念を求める新聞社説(信濃毎日新聞、西日本新聞、沖縄タイムス)

 秘密保全法の法制化断念を求める新聞社説を3つ、掲載します。

★ 信濃毎日新聞  03月14日(水)

秘密保全法 法制化はやはり断念を  
  http://www.shinmai.co.jp/news/20120314/KT120313ETI090002000.html      

 秘密保全法の法制化論議がくすぶり続けている。政府は今の国会に法案を提出する構えを崩していない。

 福島原発事故の経緯を見ても、国民に対する政府の情報開示には問題が多い。法の中身を検討する会議の議事録が作成されていなかったことも、最近になって分かった。

 今の政府に秘密保全法という“劇薬”を持たせるわけにはいかない。政府は法制化をすっぱり断念すべきだ。

 政府の有識者会議が昨年8月にまとめた報告書が、法制化論議のベースになっている。(1)国の安全(2)外交(3)公共の安全と秩序維持―の3分野で、特に重要な情報を「特別秘密」に指定し厳重に管理する。職員らによる漏洩(ろうえい)だけでなく、漏洩を職員らに働きかけることや、第三者による不正な情報取得も処罰の対象とする。最高刑は10~5年の懲役だ。

 報告書が公表されてから、法曹、市民グループなど多くの団体が反対意見を表明している。例えば日本新聞協会は「運用次第では通常の取材活動も罪に問われる。報道の自由を阻害しかねない」とする見解を発表した。

 日本弁護士連合会は法律家の立場から、▽国民の「知る権利」が侵害されるなど憲法上の原理と正面からぶつかる▽処罰範囲があいまい、広範で罪刑法定主義の原理に抵触する―との意見書を政府に出している。

 それぞれ大事な視点である。無視や軽視は許されない。

 福島原発事故で政府は原子炉がメルトダウンした事実を隠していた。放射能の広がりを予測するシステム(SPEEDI)のデータもしばらく公表しなかった。秘密保全法ができると、原発関係をはじめ重要情報が「特別秘密」に指定され、もっと手の届かないところに秘匿されかねない。

 法制化の進め方にも問題がある。藤村修官房長官は先日、報告書をまとめた有識者会議の議事録が作成されていなかったことを認めた。情報開示について、政府が甘い考えしか持っていないことを裏書きする。

 国民各層の理解、政府の姿勢、法制化のプロセス…。どの面から考えても、秘密保全法には問題が多すぎる。

 岡田克也副総理は最近、罰則を科す対象に国会議員も加えるべきだとの考えを明らかにした。議員活動に対する制約を唯々諾々と受け入れるようでは、国会は「言論の府」と言えなくなる。議員一人一人の見識も問われる。

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★ 西日本新聞    03月15日(木)

「秘密保全法制化 法案提出の断念を求める」
  http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/291924    

 国の行政秘密の漏えいに対する罰則を強化する「秘密保全法案」の今国会提出を、政府が検討している。

 国の安全や外交、公共の安全に関わる情報のうち、特に秘匿を要する情報を「特別秘密」に指定し、漏らした公務員らに懲役10年以下、または5年以下の厳しい罰則を科すというものだ。

 国の存立や国民の安全に関わる情報の管理は、もとより厳格でなければならない。国に一定期間「秘密」にすべき情報があることも否定はしない。

 しかし、法案では秘密の範囲があいまいで、公開した方が国民の利益になる情報まで、政府の一方的な都合で「特別秘密」に指定することが可能になる。

 秘密保全法の制定によって、情報管理の名の下に政府による「情報隠し」が、いま以上に容易になるのではないか。そんな懸念を抱かざるを得ない。

 しかも、処罰対象は「秘密」を扱う公務員にとどまらない。第三者が「不正な手段」で秘密情報を入手した場合も、罪に問われることになる。

 秘密に指定された情報でも、それを報道することが国民の利益になると判断すれば、秘密を扱う公務員らに接触して情報の開示を求めるのは、報道機関にとって日常的な取材行為である。

 現在検討されている内容で法が施行されれば、公務員は罰則を恐れて萎縮し、報道機関の取材を避けるようになるだろう。法の運用次第では、通常の取材活動が秘密漏えいを「そそのかした」として罪に問われる可能性がある。

 そうなれば、結果として取材・報道の自由が制約され、国民の「知る権利」が侵害されることになる。

 いま必要なのは、国民の「知る権利」を脅かす秘密保全法制の強化ではない。正しい情報をできるだけ早く、広く、国民に公開する体制の充実である。

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の放射能漏れや拡散状況などをめぐり、国民が必要とする正確な情報を迅速に流さなかった政府の対応が、そのことを誰の目にも感じさせた。

 行政秘密の保全には国家公務員法の守秘義務違反(罰則は懲役1年以下)で、防衛秘密の漏えいには自衛隊法(同懲役5年以下)で対応してきたが、国の存立を脅かすような不都合はなかった。

 民主党政権は、情報公開法改正案を昨年4月から国会にたなざらしにしたままである。「国民の知る権利」を明記し、行政情報の公開範囲を大幅に拡大する情報公開法の制定は、民主党の政権公約でもあったはずだ。

 それを放置して、民主主義の根幹である「知る権利」を脅かす法制定を急ぐのは理解できない。この国に求められているのは秘密保全より情報公開である。

 情報公開の拡大に背を向けたまま、秘密保全の法制化を目指す現政権の姿勢は選挙で民主党に投票した国民への背信である。速やかな法制化断念を求める。


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★ 沖縄タイムス   02月14日(水)

「[ 秘密保全法案] 知る権利に背くものだ」 
  http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-02-14_29837/

 国民の知る権利を保障する情報公開法が十分でないにもかかわらず、政府が「秘密保全法案」の制定に前のめりなのは理解できない。

 政府は同法案を今国会に提出する方針だ。外交や防衛、治安の3分野を対象に特に重要な情報を「特別秘密」に指定し、漏らした公務員らに、10年以下または5年以下の厳罰を科す内容である。

 特別秘密に指定するのは政府である。範囲もあいまいで、不都合な情報を隠し、恣意(しい)的な指定がなされる懸念を持たざるを得ない。

 秘密保全法案は2010年の中国漁船衝突事件で、海上保安官が映像を動画投稿サイトに流したことがきっかけ。米軍情報が漏えいしており、米国からの圧力もあった。

 海上保安庁の情報管理で組織的な問題があったとはいえ、国家的秘密に該当するとはとても思えない映像だ。逆に国民の知る権利を侵しかねない。法的にも国家公務員法で対応できるはずである。

 特別秘密を取り扱わせることができるのは、適性評価をクリアした職員に限られる。問題なのは適性評価だ。

 政府の有識者会議がまとめた報告書では、職員の外国渡航歴や犯罪歴、薬物・アルコールの影響、精神の問題に係る通院歴など、日ごろの行動や取り巻く環境を調査する。漏えいリスクを上司が評価するためという。

 個人のプライバシー侵害そのものではないか。配偶者や近親者も調査の対象となる。「平成の治安維持法」と指摘されるゆえんだ。

 政府は秘密保全法案より先に情報公開の在り方を考えた方がいい。国民の知る権利に応えず、ブレーキをかけているのが現状だからである。

 東日本大震災で、政府が設立した10対策会議が議事録を作成していなかった。議事録なしでは政策決定過程が不明になるばかりか、後世、検証する手段を奪う。

 非常事態の中でのこととはいえ、閣僚が参加する会議では文書作成を義務付ける公文書管理法が昨年4月から施行されている。同法に基づき文書作成しないと、情報公開も何もない。

 それだけではない。東京電力福島第1原発事故に関連して、文部科学省は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)から得られたデータ、気象庁は放射性物質拡散予測データを、被災地よりも先に米国や国際機関に提供している。

 国民の生命に関わる重要な情報だ。政府はいったいどこを向いているのか。

 秘密保全法案では故意・過失による漏えい、共謀、教唆、扇動なども処罰される。取材活動も対象となる恐れがある。報道が大きな制約を受けると同時に、公務員の情報公開への姿勢も萎縮させる。

 こんな理由から日本新聞協会が反対を表明し、日本弁護士連合会も知る権利を侵害するなどとして反対する声明を出しているのは当然だ。

 非公開とした文書の開示を首相が勧告できることを盛り込んだ情報公開法改正案に背を向けながら、秘密保全法案の提出を急ぐのはおかしい。
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# by beshi50 | 2012-03-17 14:42 | 報道 | Trackback | Comments(0)