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特定秘密保護法に反対するため、弁護士や市民が「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」を結成しました。各地のイベント、最新ニュースも載せます。集団的自衛権にも反対です。https://www.facebook.com/nohimityu


by beshi50
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19/4/7 愛知の会総会+金平茂紀氏講演会に220人

秘密法と共謀罪に反対する愛知の会は19/4/7に7周年総会と金平茂紀氏記念講演会「報道特集キャスター金平茂紀氏が語る『2019年は、変革の年になるか』」を開催し、220名が参加しました。


総会で、共同代表の中谷雄二弁護士が退任し、新たに濱嶌将周弁護士が共同代表に就任しました。本秀紀・名古屋大学教授は共同代表を留任しました。
事務局長に中川匡亮弁護士、事務局次長に林翔太弁護士がいずれも新しく就任しました。
また、一部申し合わせ事項が変更されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/190407-1.pdf

中谷雄二前共同代表の退任挨拶では、「今の日本社会は既にファシズムの中に踏み出している。戦前は労働運動や農民運動が厳しく弾圧され、戦後は正当な労働組合活動は刑事罰から解放された。しかし関西生コンでは労働組合活動を理由に66名が逮捕された。
戦後民主主義を失わせてはいけない」としました。

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記念講演では、金平さんが『2019年は、変革の年になるか テレビ報道の現実』というタイトルで講演されました。

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先週1週間の特にテレビの元号報道は、政権の宣伝係になったようだった。
特に、安倍首相の「元号の意義を説明」は、「元号を制定したのは僕だよ」というアピールだったと考えている。
説明した「国柄」は「国体」ではなかったか。
1979年の元号法制定の際は、元号を「政令で定める」のではなく国会が選ぶべきではないかという声があったが、今回は全く報道で出てきていない。
今回の改元は「お祝いするからいいじゃん」とする国民感情があり、メディアの立ち位置が平成のときとはまったく違う。
「元号に物言う人は変な人ではないか」と批判を許さない雰囲気がある。

日産ゴーン前会長に対して、瀕死の日産を急成長させたとして日本政府は以前勲章を与えていた。
しかし、検察が捕まえて、犯人だと認めないと出さない「人質司法」がゴーン氏に対して行われており、まるで江戸時代みたいだ。また保釈した人を再逮捕するなんて文明国ではあり得ない。
一方、森友学園の文書改ざんは手をつけない。検察は国策に沿う形で動いている。
東京新聞の望月衣塑子記者が官邸記者クラブに乗り込んでいっている。彼女が来る前は政治部の記者がなれ合いであった。彼女は社会部で納得いくまで手を挙げて言い返す。しかし秩序を乱すやつだとして、競合社から「あいつがでてきて困る」という声もある。
官邸からは7秒ごとに邪魔が入る。あれは「面前DV」ひどいいじめではないか。
現在、メディアには御用記者、御用メディアが跋扈している。NHKの記者は「安倍総理としては」と安倍総理を主語に話している。御用記者は組織の中で小権力・出世していく。実際に見てきているのでよくわかる。

御用記者は日本だけではない。
アメリカは、長崎原爆投下の際、ニューヨーク・タイムズのウィリアム・L・ローレンスは同行して上空から原爆投下を取材し、後にピューリツアー賞を受賞している。「原爆投下の宣言文を書いた」と自慢までしている。賞を剥奪せよとの声もある。
水俣病、福島第一原発の問題も御用学者が活躍した。

メディアは本来は政権のチェック機能を果たすウォッチドッグだが、現在は愛玩犬と化している。
若い記者は質問しない。組織のために個人を滅却する滅私奉公が、個を大事にすべきジャーナリズムでも蔓延している。2016年に3キャスターが同時降板したときが節目だったのではないか。
当時の高市総務大臣は「電波を停波できる」とした。しかし今同じ事があっても記者は抗議するか?

何がテレビ報道をだめにしたか。ピエール瀧の逮捕は大ニュースか?ただ叩くだけ。依存症患者には報道することで思い出すことがある。
報道は薬物に頼らない社会を目指すのが目的ではないか。

前川前文部科学時間の出会い系バー通いはいきなり読売新聞が書いた。
NHKは政権の太鼓持ち。トランプ初来日の際は、ステーキを食べに行った店の取材についてずっとやっていた。
一強政治と言われているが、司法が弱っている。立法府は形骸化している。国会では与党の質問は、事前にやっているのでいらない。

権力の私物化が進んでいるが、腐敗が続くと、「政治なんてそんなもの」「メディアなんてそんなもの」と思ってしまいがちである。
「報道機関が被害者」ではなく、「メディアが自発的隷従によって放棄している」のが現状だ。
2016年停波発言時は抗議したが、今は声を上げる人がいなくなった。

しかし、各テレビ局に頑張っている人はいる。NHKスペシャルも本気を出すとすごい。
メディアはニュースの迅速な伝達と、知る権利への奉仕が仕事で、皆さんが入っていけないところにいける。
情報過多社会で、どの情報を優先すべきか、メディアがアジェンダを示さないといけない。
単にマスコミをたたいて終わる話ではない。
直筆の手紙が来るとめちゃくちゃ励まされる。顔の見える関係ができれば放っておけなくなる。
個人を信じている NHKのだれだれ、東海テレビのだれだれ。個人のネットワークの方が組織より強い。

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その後、集会宣言を採択しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/190407-2.pdf

最後に、共同代表の本秀紀名古屋大教授は「金平さんの『メディアを再生させるには“個人”』と強調していたのが印象的だった。安倍政治は政権中枢とお友達に私物化されている。それに対してほころびがでており、塚田副大臣など忖度しちゃう人が辞めざるを得ないそのほころびを突破するため独裁的になっている。
関西生コン事件などを一般の人に広げよう。参院選で憲法改悪ももくろまれているのではないか。とにかく国の情報を明らかにさせて、議論させる体制を妨げる動きは断固として反対しつづけよう」としました。


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2019年4月8日 中日新聞
メディアの現状を金平さんが解説 市民団体総会で講演
https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190408/CK2019040802000076.html


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by beshi50 | 2019-04-07 23:59 | お知らせ・報告など | Trackback | Comments(0)