学習会「秘密法と共謀罪で肥大化する権力」に100人
2017年 11月 07日
・当日配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/171107-1.pdf
以下報告です。
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情報公開市民センター・理事長の新海聡弁護士が
颯爽と登場「秘密保護法情報開示訴訟」について」語った。
秘密保護法情報公開訴訟は最高裁で敗訴したが、
今後も情報開示を求めていく。
国会に上程する前には国民に審議過程の情報を出さないという
慣例を覆さなければならない。
国会へ出す前に情報を出せ!国会審議を形骸化させるな!
という声を上げていこう。
続いて、清水勉弁護士が
「日本の公安警察」について語る。
刑事警察と公安警察は全く違う。
刑事警察は犯罪を捜査。
公安警察は犯罪の発生とは関係なく、狙った人たちの個人
情報を日常的に収集する。
しかも、警察組織内で出世するのは公安出身。
「地べたをはいずり回っているが、やつらは
国家の何たるかを知らない」と刑事警察を
バカにしているのが公安警察。
イメージが湧いた。
新海弁護士と清水弁護士の対談
20年来のお付き合いというおふたりの掛け合いに
会場から笑い声も。
公安警察から脅された体験談を交え、
その手口を語る新海弁護士。
ビビらせるのが目的だ、と。
清水弁護士は、
法律の規定がないのに
なんでもやっちゃう無法者が公安警察だと。
責任をもって発言する自由は、監視社会からは
生まれない。監視されたら自由に発言できない。
あらゆる人が監視の主体であり対象になっている
いまの社会で、さあどうするのか!
考えさせられました。
最後に清水勉さんが、
スノーデンの言葉を引用して、プライバシーがいかに大事かを
語った。
「プライバシーとは、悪いことを隠すということではありません。
プライバシーとは力です。プライバシーとはあなた自身のことです。
自分であることの権利です。他人に害を与えない限り自分らしく生きる
ことのできる権利です」
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↑対談する2人

↑新海聡弁護士

↑清水勉弁護士

↑司会の浜島将周弁護士

↑会場には100人が集まりました

↑締めの挨拶を行う中谷雄二弁護士