秘密法と共謀罪に反対する愛知の会 5周年総会 青木理氏講演に380人
2017年 03月 25日
これまで全国に先駆けて秘密保護法に反対してきましたが、現在国会に上程されている共謀罪に反対することを強調するため、会の名称を「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」に変更することが了承されました。
今後、共謀罪に関しても各地で学習会を行い、法律を制定させないよう活動していくことが確認されました。
引き続き、記念講演を行いました。
ジャーナリストの青木理さんを招いて当会事務局長の濵嶌将周弁護士と対談形式で行いました。約380人が参加し大変盛り上がりました。
・メモ
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/170325-1.pdf
その後、大垣警察市民監視事件の当事者である船田伸子さんが事件の説明をしました。
「シーテックに岐阜県警大垣警察署が病歴や法律事務所の内部事情まで提供していたことを知り、人が信じられなくなった。このような集会ではそういう人がいるかもと思う。友人との食事会や、家族と旅行していても、 一瞬どこかで誰かが見ているのではないかと思う。
共謀罪で立件するには、盗聴盗撮スパイしかない。人を疑うことが心を冷やす。大垣事件は注目されている。私が味わったような苦しさを味わって欲しくない」
また、名古屋市瑞穂区白龍町でマンション建設に反対していて逮捕され、14日間拘留された人も経験を話しました。
検察が「暴行したという監視カメラ」の証拠を出してきたため、弁護団は暴行がなかったという証拠とする予定とのこと。
最後に、中谷雄二共同代表は、「話をいただいた当事者から2つの事例は共謀罪とどうつながるのか。警察が監視し、敵視しているのは政治的色彩のある人ではない。大企業、マンションに反対する人。先日の法廷反対尋問では、警察が駆けつけたのかと聞いたら『反対運動がないようにしようとした』とのこと。何が仕組まれていたのか。誰の身にも起こりうる。
秘密保護法の時と同じように学習会をやりましょう。全国的に呼びかけましょう」と呼びかけました。


