2016/12/6 80名が参加-愛敬浩二さん講演会「市民の政治的表現の自由」
2016年 12月 07日
12・6講演会
~ 2013.12.6 秘密保護法強行採決 この日を忘れない!
名古屋大学の愛敬浩二先生をお招きして
「市民の政治的表現の自由
~大垣警察市民監視事件から見えるもの」
というご講演を頂きました。
参加者80名。
中日新聞2016.12.7愛知県版
・ 12・6愛敬浩二先生レジュメ+資料
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota12/161206aikyoshiryo.pdf
・ シーテック社作成大垣警察署との意見交換「議事録」
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota12/shiryogijiroku.pdf
事務局次長の中川匡亮弁護士の司会で進行しました。
事務局長の浜島将周弁護士の開会挨拶の後、愛敬先生のお話に移りました。
>この日の演題のパクリ(?)元である「法学セミナー2016年11月号(日本評論社)」(※1)を示して、この課題の現在的な重要性に言及されました。
※1法学セミナー2016年11月号(日本評論社)
https://www.nippyo.co.jp/shop/magazine/7260.html
「大垣警察市民監視事件についてだけ話すと中谷雄二弁護士の冊子(→※2)に尽きてしまうので、もっと広げて話をしたい」ということで、憲法の観点から「表現の自由とプライバシー」について、概念やその発展についてお話しされました。
愛敬先生のお話の後、質疑&会場発言の場面で、大垣から来ていた大垣警察市民監視事件の当事者2名、弁護団のうちの2名の弁護士、「もの言う」自由を守る会(※2)の事務局長からの発言がありました。
「もの言う」自由を守る会 ウェブサイト
http://monoiujiyu-ogaki.jimdo.com/
最後、共同代表の本秀紀さん(名古屋大学教授、愛敬先生の同僚)が閉会の挨拶。
「愛敬先生が大垣警察市民監視事件についてだけ喋ったら、憲法学的にこんな広がりがありますよ、とちょっと紹介しようと思ったけど、そのことをしっかり話されてしまったので話すことがなくなってしまった」といったん笑いをとりながら、今、沖縄・高江での警察権力の横暴に言及し、「権力の側が市民の萎縮を狙ってきている今、もっとガンガンやっていこう!」と檄を飛ばしました。
<参加者の感想から>
愛敬先生のお話で、大垣警察の市民監視事件がいかに不当なものかがよくわかりました。
風力発電反対の市民運動が起きたわけではない。
地元の有志が数名で学習会を開いた。それも新聞に記事になっている、公開学習会。
大垣警察は、それを監視し関連企業シーテックに情報を提供し、意見交換を持ちかけ実施している。
大垣警察はその学習会に参加してもいない市民を危険人物と名指ししている。
さらに、その市民のセンシティブな情報まで関連企業に提供している。
警察はここまでやるのか!
愛敬先生が、シーテック社作成の大垣警察署との"意見交換"の議事録を読み上げて説明してくださったので、実感が湧きました。
原告(予定)の方の発言もありましたが、
突然こんなことに巻き込まれて、困惑されているのがよくわかりました。
もし私だったら…と思うと、原告になる決心ができただろうかと。
12月21日(水) 13:45 岐阜地裁に提訴。みんなで集まりましょう。
「もの言う」自由を守る会の「号外」チラシ ↓