9/28 「筋トレゼミ」ジャーナリズムって何だっけ?
2016年 09月 29日
「筋トレゼミ」シリーズⅢ:表現の自由とメデイア 第3回
ジャーナリズムって何だっけ?
-市民とメディアのこれからを考える-
には約30名が参加しました。

津田正夫さんは、27日に沖縄から帰られたばかり。

津田さんは、1990年代からのマスメディア環境の変化を指摘された。
社会構造、社会を支える情報インフラが変容してきた。
中間組織(業界、労働組合、町内会etc)が機能を果たさなくなっている一方、電子技術・電子情報の爆発的な進展があった。
こうした状況の中で、マスメディア、とくに新聞を若者が読まなくなっている。

マスコミの現状を嘆いているばかりでは現状は変わらない。
津田さんは、岐阜のメディアコスモスを拠点としている市民ラジオ「てにておラジオ」を運営されている。
米国のマスコミは商業主義の典型であるが、他方で多くのNGOがジャーナリズムのあり方を巡って、活発な研究活動を行い、社会に向かって提案をしている状況を紹介された。
また、事業者法である「放送法」から、市民・公共の利益優先の「コミュニケーション基本法」の制定など、法制度面からのコミュニケーションのあり方の変革を提案された。
「あれもこれも」手を尽くして、市民が積極的に、メディアのあり方を新たに作り上げていくことが求められている。
