8/31 「筋トレゼミ」 ”テレビを巡る「今」”
2016年 09月 02日
テレビ業界の現状と変遷を学び、意見交換をしました。

・8/31 「筋トレゼミ」シリーズⅢ 第2回 「テレビを巡る『今』」を行います
http://nohimityu.exblog.jp/25876781/
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話題提供者の「テレビ業界 A氏」のお話からいくつか。
・政権による直接の圧力の有無については現場でははっきりとは確認できない。
ただ「上」のほうが官邸の意向を忖度しているのでは、とは感じる。
・民放では、電通(=自民党専属広報)による支配が強まっている。スポンサーの意向をちらつかせることによる圧力がある。
・民放のみならずNHKでも”視聴率”を気にする風潮が強まっている。
「視聴者の求めるものを放送する、視聴者本位」というが、それが公共の電波を使う放送事業者の使命だろうか?
・ドキュメンタリーの枠がどんどん減らされている。
制作に時間がかかるし、当初の予定通りにはいかない。結果、予算が確定しにくいなどで嫌われる。、
・ドキュメンタリー部門の中央集中が強まっている。NHKでは東京に、民放はキー局に集約され、地方局での制作が削られている。
・代わって、短い時間の「こんな人がいます」という紹介番組を作っている。
それはまだ良いとしてもオリンピックを意識して「クールジャパン」「日本はこんなに素晴らしい」という路線での番組が増えているのはどうか。
・NHKは国営放送ではない。国家のものではなく、受信料を支払っている視聴者のもの。
「国民のために」ではなく「住民のために」あるはず。
・視聴者代表機関によってチェックをうけるのがスジ。
視聴者代表機関がきちんと整備されるまでの当面のものとして国会で予算などが審議されることになったが、これが固定化してしまった。
国会がNHK予算などを握ってしまえば、国会の議席多数がNHKを支配することになってしまう。
・それぞれのテレビ局には、中で頑張っているスタッフは多々いるが、この数年の間に「くじけて」いってしまっているのも多い。
企画が通らない、制作したものがオンエアされない、など。
・「不偏不党」は真ん中をとることではない。
権力やお金をもっている側の意見は、放っておいてもたくさん発信されている。
発信力の弱い側の意見を伝えていくのがジャーナリズムの使命ではないか。
・「東京オリンピックの成功」という錦の御旗でますます中央集中が進んでいる。
地方を骨抜き抜きにしていく姿勢は、地方の働き手のやる気を奪い、優秀な人材が報道関係から失われていく。
・地方の視点をもつ番組は、絶対に必要。地方局の連携で対抗できないか、という模索も始まっている。
・現場はなかなか息苦しいが、自分は「飛び出してフリーになる」とは考えていない。
たとえ視聴率1%でも100万人の視聴者がいる勘定になる。これは大きい。少しでも伝えていきたい。
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次回は9月28日(水)です。
・9/28(水)18時半-「筋トレゼミ」シリーズIII 第3回ジャーナリズムって何だっけ?
http://nohimityu.exblog.jp/25918798/





