3/15 「レーン・宮沢事件」 DVD上映会&講演会 60名参加
2016年 03月 17日
講師が若い所為か、30代、40代の参加者の姿もいつもより多いめだったようです。

「レーン・宮沢事件」の映像は何回見ても新鮮に感じます。
軍機保護法がどれだけ惨いものだったか。東京の裕福な家庭てあった宮沢家が「国賊」の汚名を背負わされ、それを隠し続けた戦後を思えば…。
治安維持法の被害者は胸を張って国家権力を告発するけれど、軍機保護法の被害者は戦後もずっと「被害者であることを」隠しとおした事実の重みを感じました。
中川弁護士のお話は、戦時中の人権弾圧の具体的な事例を紹介されて、イメージが湧きました。
東北地方で、子どもに生活実態を正直に書かせた教育をした教師が「共産主義者」だと決めつけられ弾圧されたことにぞっとしました。

1980年代の国家機密法をつぶしていく大きな力になったこの映像をもっと活用して、戦時国家づくりの危険性を学びたいと思いました。
※
「レーン・宮沢事件-もうひとつの12月8日-」(ビデオプレス:1993年)
http://vpress.la.coocan.jp/miyazawa.html
