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特定秘密保護法に反対するため、弁護士や市民が「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」を結成しました。各地のイベント、最新ニュースも載せます。集団的自衛権にも反対です。https://www.facebook.com/nohimityu


by beshi50
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国連「表現の自由」特別報告者に日本の危機的現状を伝えたい!

【重要】2015/11/13になって、日本政府が今回の国連「表現の自由」特別報告者の公式訪問を延期してほしい旨、特別報告者に連絡があり、デイビッド・ケイさんは再検討をお願いしたもののだめだった、という連絡が11/18に日本のNGO側にありました。今回の資金カンパの呼びかけはいったん停止いたします。また情報が入り次第掲載いたします。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。

2015年12月、国連「表現の自由」特別報告者が日本に公式訪問を行います。国連特別報告者に、特定秘密保護法をはじめとする「表現の自由」の危機的現状をより正確に伝えるため、資金カンパにご協力ください。
・漫画での説明
 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/151116.pdf
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■秘密保全法に反対する愛知の会の活動について
 秘密保全法に反対する愛知の会とは、2013年12月に強行採決された特定秘密保護法に反対するために弁護士や市民、労働団体などによって2012年4月に結成された団体です。「戦争と秘密」「監視社会化と秘密」という観点からこれまで特定秘密保護法に反対する様々な活動を国内外で行ってきました。
特定秘密保護法によって行政が「特定秘密」に指定してしまえば市民は全く知ることができない、何を特定秘密に指定したか、わからないため、国民の知り権利を侵害するという問題があります。そして「特定秘密」を知ろうとしただけで逮捕されてしまう可能性があるため、取材行為、表現行為への萎縮が生じ表現の自由を侵害するという問題があります。国民の知る権利や表現の自由は、国民が政治事項について考える材料となる社会内の情報の流通には不可欠ですから、知る権利や表現の自由を侵害する特定秘密保護法は、民主主義を死に追いやる「21世紀で最悪の法律」と呼ばれています。「秘密保全法に反対する愛知の会」は国際人権法上、知る権利が重要視されていることに着目して、特定秘密保護法が 「市民的および政治的権利に関する国際規約」(自由権規約)に違反することを訴えてきました。2014年7月には国連自由権規約委員会による日本審査で特定秘密保護法は、自由権規約に適合するよう修正すべきとの勧告を勝ち取りました。

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↑防衛省が特定秘密に指定した概要一覧。概要すら多くが黒塗り。

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↑秘密保護法強行採決直前の2013/12/6には、名古屋で4000人が反対デモに参加しました。

■特別報告者に日本の危機的現状を伝えたい、とはどういうことか
日本では、「表現の自由」に関して、現在、特定秘密保護法以外にもヘイトスピーチや政府のマスコミへの圧力、市民運動への誹謗中傷など様々な問題が噴出しています。そのような中、国連の「表現の自由」特別報告者のデイビット・ケイ氏が今年12月1日-8日に日本に公式訪問し、「国別報告書」作成のための調査を行うことが正式に決まりました。
特別報告者とは国連の独立した専門家として中立の立場で政府(中央・地方)と民間(NGO・関係当事者等)にインタビュー調査を行います。その後報告書を出して各種勧告を出し、当該政府が勧告を実施するよう国連としてフォローアップします。41テーマある特別報告者はそれぞれ年1-2か国しか公式訪問しません。表現の自由に関して特別報告者が日本に公式訪問するのは初めてのことです。
特別報告者に日本の危機的現状を伝えることで、様々な問題が国際世論となり、日本国内に対しても影響が及ぶことが期待されます。

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↑今回、国連「表現の自由」特別報告者として日本にはじめて公式訪問する、デイビット・ケイ氏(国連webより)


■どうして資金援助が必要なのか
イギリス在住の国際人権基準の研究者藤田早苗さんが、この公式訪問に協力されます。藤田さんは、これまでも、特定秘密保護法案を英訳し国連に伝え、自由権規約委員会、人権理事会に対し働きかけを行いました。。藤田さんは、国連の制度に明るいだけでなく多数の国連関係者とコネクションがあり、かつ日本の表現の自由を守る各種NGO関係者ともネットワークを築いています。特別報告者が各国のNGOから公式訪問を求められている中、今回あえて日本を選んだのは日本の表現の自由の状況が悪化していることに加えて、藤田さんをはじめ日本のNGOからの強い働きかけがあったからだと考えられます。
今回藤田さんの交通費・国内滞在費用、時間外通訳費、日本国内での報告会費用として40万円が必要です。

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↑国連に働きかけを行ってきた、藤田早苗氏(イギリス エセックス大学人権センターフェロー)

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↑国連自由権規約委員会の様子

■日本の「表現の自由」の危機を国連に伝えたい
 表現の自由をめぐる日本の危機的現状を国連特別報告者に正確に伝えることは、今後の特定秘密保護法廃止運動をはじめとする表現の自由を守る運動にとって極めて重要です。
 日本の表現の自由をめぐる現状に危機感を抱いている皆様、可能なご支援をいただきたいです。ぜひともご協力をお願いいたします。

◎郵便振替口座
※「藤田さん国連働きかけ」と記載ください。
  郵便口座番号=00840-3-214850  加入者名=秘密保全法に反対する愛知の会
◎ゆうちょ銀行口座
 ※以下口座にお振り込み後、FAX052-910-7727 かメール no_himitsu@yahoo.co.jp にて
  「藤田さん国連働きかけ」カンパした旨ご連絡ください。
ゆうちょ銀行 0八九(ゼロハチキュウ)店 当座 0214850
  加入者名=秘密保全法に反対する愛知の会


【参考】
・秘密保全法に反対する愛知の会 公式facebook https://www.facebook.com/nohimityu/
・秘密保全法に反対する愛知の会 公式ブログ http://nohimityu.exblog.jp/
by beshi50 | 2015-11-16 21:56 | 国際情報部会 | Trackback | Comments(0)