特定秘密保護法に反対するため、弁護士や市民が「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」を結成しました。各地のイベント、最新ニュースも載せます。集団的自衛権にも反対です。https://www.facebook.com/nohimityu


by beshi50
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10/21 康宗憲さん講演会「民主主義への歩み-韓国、軍事独裁から民主化へ、そして今」

 秘密保全法に反対する愛知の会は、発足時から秘密保護法が戦争準備法であること、そして自由な言論を基礎とする民主主義と対立するものであることを、学び、訴え続けてきました。会員は、集団的自衛権行使容認-戦争法に反対して、全力を傾注して闘ってきました。

 9月19日、政府・与党は、憲法違反の戦争法を強引に「成立」させました。 けれど、国民は、この事態を黙って認めてはいません。19日未明に強行採決されたその瞬間から「諦めない」「廃止させる」「賛成議員を落選させよう」・・・反撃が始まっています。

 この夏、民主主義を押しつぶす強権政治に対峙して、各地で各世代で各立場で、民主主義を自分達で勝ち取っていくんだという自覚と実践が進んでいます。
 
 今回、韓国の軍事独裁政権の「北のスパイ」デッチ上げ事件で死刑判決を受け、その後無期懲役に減刑されたものの13年間の獄中生活を送り、その後長期の再審裁判を闘って、この8月ようやく再審無罪が確定した在日韓国人の康宗憲(カン・ジョンホン)さんをお招きして講演会を行います。

民主主義への歩み
韓国、軍事独裁から民主化へ、そして今

■日時 10月21日(水)
18時30分~20時30分(18時開場)
■会場 ウィルあいち セミナールーム1・2
■講師 康宗憲(カンジョンホン)さん 
(韓国問題研究所代表)
■資料代 500円
■主催 秘密保全法に反対する愛知の

【康宗憲さんプロフィール】
 奈良県生まれの在日韓国人。軍事独裁政権時代の韓国で大学生の頃1975年に「北朝鮮のスパイ」の冤罪をかけられ反共法・国家保安法違反で捕まり、死刑判決が確定。その後無期懲役に減刑され1988年に仮釈放、1989年に帰日。2002年、大阪大学大学院国際公共政策研究科入学、2007年 同大学院博士課程を修了し博士学位取得(国際公共政策学)。大阪大学などで非常勤講師を勤め、アジアの現代政治、国際平和などの科目を担当している。 2012年に再審請求が認められ2013年にソウル高裁で無罪判決が出て2015年8月に大法院で確定。

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軍事独裁政権のもとで、民主化を目指す運動と自由な言論を封殺するために、韓国では様々な弾圧事件がいくつも起きたこと。多くの市民がめげずに民主化運動をつづけ、何年も何年もかけて軍事政権を倒したこと。秘密保護法ができて軍事国家化に急速に向かう日本では、全く他人事とは思えません。隣国の経験から、今の日本に活かすべき教訓と希望を学びます。

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康宗憲さん講演会ちらしPDFファイル


★NPO法人三千里鐵道ブログ http://blog.goo.ne.jp/sanzenri2010
2015年09月10日 康宗憲・三千里鐵道顧問の再審無罪
http://blog.goo.ne.jp/sanzenri2010/e/a705ce1621f8d5c6ce75b0c1e4b6504d?fm=entry_awp
再審で無罪が確定した康宗憲氏(2015.8.13,韓国大法院)
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再審の無罪が確定して思うこと より転載
2015年8月13日午前10時20分、韓国大法院(最高裁)第二部における宣告をもって、私の再審裁判はすべて終わりました。判決は呆気ないものでした。担当大法官(判事)が事件番号と被告(私)の姓名を確認し、一言、「検事の上告を棄却する」...。それだけです。1分もかかりませんでした。

 でも、私にはその一言だけで充分でした。この一言を聞くために、2年7ヶ月も待ったのですから。在日韓国人“スパイ”事件の再審上告審で、これまでの最長記録は1年8ヶ月でした。何の取り柄もない人間ですが、自慢にならない記録更新をしたことになります。

 なぜ、こんなに判決を引き延ばしたのか、私にはわかりません。死刑確定囚としては、初めての上告審だったからかもしれません。その間に主任判事が3人も交代しましたが、13人の大法官の中でも特に保守傾向の強い判事ばかりでした。また、現政権下で反動的な差し戻し判決が続いていることもあってか、前日に会ったシム・ジェファン弁護士は「最悪の事態も覚悟して下さい」と、いつもの深刻な表情で私の緊張を目一杯に高めてくれました。

 しかし、私は無罪(検察の上告棄却)を予測していました。高裁判決を覆すだけの新たな証拠も提出されていないし、紆余曲折はあっても、韓国民主化の成果である「過去事件の真相究明」という歩みを、決して後退させる事はできないと確信しているからです。大法院の判決文を読んで、その思いはさらに強まりました。判決文の一部を引用します。

 「原審(ソウル高裁)はキム・ヒョンジャンの法廷証言を、信憑性のある状態でなされたものと見なすことができないので証拠能力を認定しないと判断した。他の証拠も、捜査権限のない陸軍保安司令部捜査官により、長期間の不法拘禁と拷問、暴行、脅迫などで取得したものであるか、あるいは、その影響による心理的圧迫感や精神的強圧状態が持続された検察の取り調べや第一審法廷で取得したものであるから、その証拠能力がないか、有罪と認めるだけの証明力を認定できないと判断した。
 原審のこうした判断は正当であり、検察が上告理由で主張するような論理と経験の法則に関する違反は見られず、自由心証主義の範囲を逸脱したり、伝聞証言の証拠能力に関する法理を誤解したと見なすだけの違法も存在しない。
 よって、本件に関与した大法官の一致した意見で、検察の上告を棄却する」。 

 ソウル高裁の裁判は、1年近くに及ぶ困難な法廷闘争でした。私を何としてでも“入北して朝鮮労働党の工作員になった者”に仕立てようとした極右勢力と検察が、獄中で隣室にいた国内政治犯に“証言”までさせたからです。彼は法廷での証言後に訪日し、東京・名古屋・大阪の民団本部で“従北分子、康宗憲の正体を暴く”といった趣旨の時局講演を行いました。『民団新聞』や『統一日報』が、一斉に私を誹謗中傷するキャンペーンを展開したのは言うまでもありません。

 状況は困難を極め、連中のあまりの執拗さに挫けそうにもなりましたが、皆様のご支援を受け何とか克服することができました。そして、保守と革新がしのぎをけずる韓国社会の現状で、私に無罪を宣告したソウル高裁の判決文こそ、司法部の良心を示す証だと思います。今回、大法院もその判断を受け入れるしかなかったのです。

 先日、『朝日新聞』のファン・チョル論説委員から「8月30日に国会議事堂を囲んだ若者たちの姿を、どう評価するのか」と取材されました。彼らの行動はまさに、40年前の私たちの姿です。ファン論説委員は私の言葉を次のようにコラムで表現しました。今の私の心境が、よく反映されていると思うのでこれを結びにします。

「努力しても、今は成果が出ないかもしれない。でも歎く必要はない。訴えは蓄積され、きっと実を結ぶ。わたしの無罪も、人々が世代を継いで積み重ねた民主化の結晶だったのではないでしょうか。」(
9月7日付『朝日新聞』》
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by beshi50 | 2015-09-28 04:32 | お知らせ・報告など | Trackback | Comments(0)