ジュネーブ 国連自由権規約委員会審査報告(14/7/15)
2014年 07月 16日
日本の政府報告書(日本政府が作成した国内の人権状況の報告書)の審査を行います。
7/15にNGO主催の非公式ブリーフィングがあり、秘密保全法に反対する愛知の会 国際人権部会の
メンバーも参加しました。
審査の時間は、本日7月15日15時(日本時間22時)から3時間と、16日10時(日本時間17時)
からの3時間、2回にわたって開催されています。
日本からは、数十名のNGO(市民団体)がジュネーブに行き、審査を見守っています。
様子は日本にいながらにして、こちらのウェブチャンネルで見ることが出来ます。
政府は(ぼそぼそとですが)、日本語で話していますので、やりとりはよくわかると思います。
http://www.treatybodywebcast.org/treaty-body-webcast-i/
以下、秘密保全法に反対する愛知の会のメンバー 津田秀一さんからの報告です。
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NGO主催の非公式ブリーフィング
NGOランチタイム・ブリーフィング(7月15日)
場所;ナシオン12会議室
時間;13:54~14:40
マジョディナ(南アフリカ)、ニューマン(米国)、フリンターマン(オランダ)、
シャネ(フランス)、氏名不明の5人の委員が参加。NGO側は50人くらい。
一部市民が会場に入れろと押し掛けるが、事前登録していないことを理由に断る。
用意した「日本政府の秘密体質を暴露した英文資料」を委員席に配布しようとしたが、
発表者の資料以外は配布しないでくれとの意見に従い、配布したものを回収する。
開始時間の13:30を過ぎても委員が到着しない。50分頃に3人が到着し、
サンドイッチを食べ始める。13:54に5人の委員が参加し、ICCP事務局パトリック氏の
司会でスタート。
以下が報告された。
(昨日のブリーフィングでの質問への回答)
死刑が適用される犯罪
イスラム教徒への監視
秘密保護法運用の実態
(新たなプレゼンテーション)各1~1.5分
自由権ネットワーク
日弁連
監獄人権センター
部落解放同盟
日本友和会
移住連
在日朝鮮人人権協会;高校授業料無償化からの排除。高校ラグビーチームが参加出来なかった。
国際人権法政策研究所;ブラジル人学校等
JAL不当解雇撤回裁判原告団;
東京/教育の自由裁判をすすめる会;
国連に障がい児の権利を訴える会;
板橋高校卒業式事件から「教育の自由」をめざす会
全国『精神病』者集団;
DPI女性ネットワーク;
なくそう戸籍と婚外子差別・交流会;
スペースアライズ;
言論/表現の自由を守る会;秘密保護法に特別報告者の懸念。
(質疑)
ニューマン;難民法;6ヶ月ルールについて
シャネ;尋問時の弁護士の参加は認められない、全体の3%だけがビデオ記録されることが
日弁連から報告された。
13:40分となり、終了するが、多くのNGOが委員を捕まえてそれぞれ資料を
渡したり話をしようとしている。マジョディナ委員は委員会に移動しなければいけない、
と振り切って退席した。
規約委員会会議場へ移動するニューマン委員を捕まえて歩きながら「日本政府の秘密体質を
暴露した英文資料」の説明をして渡す。
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2014年7月15日 23時18分 Y!news
伊藤 和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
注目! シャラップ事件から一年余、再び国連で日本の人権が問われています。ネット中継でも見られます。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20140715-00037417/