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特定秘密保護法に反対するため、弁護士や市民が「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」を結成しました。各地のイベント、最新ニュースも載せます。集団的自衛権にも反対です。https://www.facebook.com/nohimityu


by beshi50
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秘密保護法学習会を聞いた高校生の感想

2014/2/22に、秘密保全法に反対する愛知の会 共同代表の中谷雄二弁護士が
愛知県の高校生向けに行った秘密保護法学習会に際し、
中谷弁護士の感想を以下掲載いたします。

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中谷です。
 2月22日(土)午後、県下の各高校から集まった50人あまりの高校生達(後で感想文を見て中学生もいたことを知りました)相手に秘密保護法の話をしました。普段大人の方を相手としている際の話と全く同じで、特にレベルを下げることはしていません。高校生に話が伝わるだろうかと心配していました。同席していた高校の先生は私の話を聞いて、「難しすぎる。高校生には全くわからないだろう」と感じたと最後の感想で話していました。ところが、話し終わった後の質疑応答に入るやこの心配は吹っ飛びました。高校生から出てくる質問は、「秘密保護法を制定することによって誰が得するのですか」から始まり、資料として作成した戦前、戦後の秘密保護法関係の年表を見て、「戦前秘密保護法が戦争の前に作られている。今の秘密保護法は戦争の準備ではないか?」という質問や、「国家安全保障基本法や集団的自衛権の行使を認めることと秘密保護法を制定することは一体として進められているのではないか?」という本質を衝く質問ばかりです。その質問に丁寧に答えることによって、私の話だけでは難しいと感じていた高校生も、理解が進んだようで、感想文には「すーっごーい!!所々わからないこととか、あったりしたけれど、資料をみてもわからないことだらけだったけど、お話はまだわかりやすいと思った!秘密保護法のことだけではなく、日本の今の情況、私たちがどうあるべきなのか、とても考えさせられた!!私はいつも自分の意見をもてなくて、人の意見にくっついてばっかりだったけど、行動して、調べることが大切なんだと気付けました。私は本当に何も知らなくて、本当に怖いなと思った。国と闘っている中谷さんたちの活動の話を聞いて、恐怖を感じた。私だったら、自分と引き換えに、国民を守れるだろうか、と考えると、今の私では、とても無理だと思いました。でも、まだ高校生だかたって知ろうともしずにいるのではなく、一人で立ち向かうのは怖すぎるけど、みんなで立ち上がって、学びながら、それを私の周りにも知らせていきたいと思いました!!!」とか、「民主主義の概念は国民一人一人の意見を尊重される。しかし、現在、意見を言うにあたって必要な知識や情報をすべての国民に提供されていない。政府が国民にもっと情報を公開すべき。くわしい方の話を聞き、より腹が立った。より社会を変えるために、中略・・法の内容が判らないまま進められる。違うことを知らされる。腹が立つ。軍需産業でもうけられるようにするために秘密保護法を変えようとしている。知ることが大切。自由市場を広げるため、多国籍企業に操られている。」など、高校生たちが本当によく理解していることが判る感想ばかりでした。先生も高校生たちがわからないと思ったことを高校生達に「あなたたちをみくびっていた」と謝罪していました。本当によい経験をさせてもらいました。そして、彼ら高校生を見て希望を感じました。
上にご紹介したのはほんの一部の感想です。ほとんどの生徒に共通するのは、知らなかった自分に気づき、学びたいという感想を述べていたことです。私は、知りたい、考えたい、行動したいと言った後に、「学びたい!!」と大きな文字で書いてくれた高校生の感想に心を動かされました。これまで大学や法科大学院で教えてきましたが、現実に存在する矛盾や問題を事実で示して、それと闘うことの重要性、闘っている人がいることを伝えようとして伝わらなかったということはあまりありません。高校生も同じでした。学びたい、知りたいということは、中学生も感想として書いていました。こんな中学生や高校生を育てている先生方はすばらしい教育をされていると感じています。確かに政治意識の高い高校生もいましたが、参加した全員がそうではないと思われる反応です。むしろ、政治意識の高さではなく、私が伝えたかったメッセージ(真実を知ろうと自分で調べ、考え、判断すること、私の話も含めて鵜呑みにするな)を正面から受け止め、じぶんたちの知識の不足に気づいて学びたいと言う感性こそ希望だと思います。
by beshi50 | 2014-03-11 23:59 | 資料 オリジナル | Trackback | Comments(0)