13/2/23 津で秘密保全法学習会
2013年 03月 04日
「秘密保全法の問題点」をテーマに水谷 実弁護士(名古屋第一法律事務所)が
講師として学習会を行いました。
当日レジュメは以下です。
http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/130223.pdf
以下主催者の林さんが書かれた当日の報告です。
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秘密保全法学習会を経て
毎月第4土曜日に、津駅に隣接するアスト津の3Fにある、みえ県民交流センターにて「ムーブメント平和への希望」と題して主に映画の上映を通じて、平和や社会のあり方などについて語り合う場をもっているのですが、その2月例会として水谷弁護士にご足労いただき、秘密保全法の学習会ということでお話しいただきました。
昨年暮れの衆議院選挙で自民党圧勝、安倍政権発足、日本全体が面舵を切ったことがいよいよ鮮明になってきたようです。
この学習会では、改憲の動きについても言及され、また国家安全保障基本法が議員立法での成立が諮られていることの意味についても学ぶことができました。議員立法であれば、内閣法制局の意見審査を回避することができるなんて。今、集団的自衛権についてもよく話題にあがるようになってきていますが、国民一人ひとりに降り掛かってくることなのだから、本当に公明正大な検討を経る必要があるにも関わらず、自分たちだけでこそっとまとめてしまおうとする政府とは、いったいなにものなのでしょうか。
今や、国家・政府は国民と対峙する存在であることが明確になってしまった感があります。訳知り顔の識者からは、「前からそうだったんだよ」なんて声が聞こえてきたりもしますが、少なくとも建前としては民主国家を標榜してきたものが、いよいよそこを取り繕うことさえも投げ捨てられてしまう事態を迎えようとしているのではないかと感じられます。
今回は秘密保全法を対象にしたわけですが、これに先立って改訂された著作権法や、もう目前に控えているマイナンバー法、教育界における管理強化の流れ、その先には改憲で戦争のできる(普通の)国へと我々国民が権力に絡めとられ包囲されていく装置がひとつでないことに気が重くなる想いです。
最後になりましたが、この学習会の様子をビデオに収めました。水谷弁護士のご承諾を得て広く見ていただけるようにYouTubeにて公開させていただいています。もっと広く、深く関心が高まりますように。
http://youtu.be/axfjm1vf470