秘密保全法学習会報告(2012.7.13)
2012年 07月 18日
平日の夕方でしたが、参加者は15人くらいで若い方が多かったです。
秘密保全法が制定される目的や秘密保全法を生み出した政府の実態を最近起きた出来事で例えながら説明。秘密保全法が対象とする「秘密」があいまいすぎること、「秘密」を指定する行政機関に外部の監視機関がないこと、「秘密」を管理する人を調査する「適正評価制度」が人の私的な生活の全てを暴き著しい人権侵害をすることゆえの危険性や処罰される行為もあいまいであるために表現の自由が萎縮してしまう危険性についても簡単な事例で解説されました。あわせて、先の大戦後の日本の歴史的事件や警察の情報管理、外交事情が秘密保全法の制定に深く関わっていることのお話もあり、わかりやすい資料を使いながら短時間で秘密保全法の中身が理解できました。
質疑応答の時間では参加者から国が個人の情報を集めるときに行政はどう対応しているのかという質問があり、ほぼ強制的に提出させられているという実態がわかったり、「適正評価制度」で勝手に私生活が暴かれたことによる精神的苦痛に対して慰謝料請求が出来るかという質問があったり、秘密保全法の制定前から国は違法なことばかりをして放置していることも問題であるからそれに対しても行動を起こすべきだから一緒にやろうという励ましのお言葉もありました。
秘密保全法をきっかけに、私たちがどういう社会を作っていくべきなのかということを改めて考えることになりました。
「情報公開制度の拡大が重要」という水谷先生のまとめのお話に参加者の共感が感じられた有意義な勉強会でした。
後日参加者より、勉強会の話を思い出しながらブックレットを読んだらブックレットの内容がよく理解出来たとの声がありました。
私も教科書として、とても良いと思います。

↑講演をする、水谷実弁護士




